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骨盤底筋群が産後ケアで重要な理由とは?

こんにちは!
産後の痛みケア専門家
理学療法士の石田凪沙です
骨盤底筋群って聞いたことあるけど、よく分からない。
こんなママへ。
骨盤底筋群は産後の身体をケアするには欠かせない部分です。
今回からシリーズ化して解説していきます。
骨盤底筋群ってなに?
骨盤底筋群はお股にある筋肉です。
最近は『膣トレ』なんかもよく耳にしますね。
膣トレとは『骨盤底筋群ケア』のこと。
【骨盤底筋群=尿もれケア】
なんてイメージの方も多いと思いますが、実は骨盤底筋群は尿もれだけに関係しているのではありません。
特に産後の女性は様々な不調が骨盤底筋群が原因になっていることが多い!
お股の筋肉ですが、全身に影響しているのです。
そもそも、なぜ産後は重要って言われているの?
「産後は骨盤底筋群をケアしよう!」
と言われていますが、なぜでしょうか。
皆さん知っていますか?
なぜなら、
妊娠・分娩で骨盤底筋群は大きなダメージを受けて、機能が低下するからです。
どんな、ダメージを受けて、どうなっているの?
お話します。
①妊娠中、重さで伸ばされる
②分娩中、引き伸ばされて&切れる
妊娠すると骨盤(子宮)の中でベビーが大きくなります。
骨盤底筋群は骨盤の一番底にあるので、お腹の重さがそのまま骨盤底筋群にのしかかります。
子宮の重さは平均+5㎏
骨盤底筋群は約2倍伸ばされると言われています。
伸ばされた筋肉は力が入りにくくなってしまいます。
そして分娩時。
ベビーは子宮から膣を通って外に生まれてきます。
膣の最終出口に【骨盤底筋群】があります。
そこを通る時に骨盤底筋群がかなり引き伸ばされます。
引き伸ばされて、裂けます。
それを防ぐためにも「会陰切開」でチョキンと切りますよね。
そして縫う。
筋肉を縫うわけなのでかなり筋力は落ちます。
①妊娠中、重さで2倍伸ばされるため筋力が落ちる
②分娩中、引き伸ばされる&チョキンと切るため筋力が落ちる
このように、妊娠中~分娩時にかけて
【骨盤底筋群は筋力が落ちる】要素が多いのです。
だから、尿もれや腰痛など
産後の痛みや不調が起きやすい状態になっています。
では、どうすればいいの?
骨盤底筋群のトレーニングをすればOKです!
骨盤底筋群の力が入るケアをすれば、
また力が入るようになり不調の改善が期待できます。
産後に骨盤底筋群のケアが重要な理由
理解できましたか?
あなたのその不調も
骨盤底筋群が原因かもしれません。
今後は詳しい解説やケアの方法も投稿していきますね。
ご自分にあったケア方法を知りたいママは
サロンにてお待ちしています。